認定特定非営利活動法人ファミリーハウス

Let's Study

Vol.63 親子でできる体調管理

2023.03.10

Let's study

私たちが知っておきたい知識を専門家から学ぶこのコーナー。

感染症看護専門看護師の立場から連載いただく2回目は、「親子でできる体調管理」について伺います。

コロナ禍になって、体調管理の一つとして体温測定することが多くなりましたね。これは、体温上昇が病気のサインの一つと言われているからです。皆さんはご自身の平熱がどのくらいか、何となくわかると思います。では、脈拍数はいかがでしょうか?自分やお子さまの脈拍数がどのくらいか知っている人は少ないと思います。そもそも、脈拍とは一定時間に心臓が拍動する回数のことを言います。通常は1分間の拍動を数えて、脈拍数と呼ばれます。測定する箇所は主に手首、首のつけ根、左胸に、指や手のひらを当てることにより測定できます。脈拍数を知っていると何が良いかというと、体温計の代わりになるからです。子どもの体温測定する時、我慢できずに動いてしまって正確な体温が測れなかった経験はありませんか?他にも、うまく脇に挟むことができずに体温測定に失敗したことありませんか?そんな時には、ぜひ脈拍から体温を予測してみてください。一緒に散歩している時に子どもの手首に手を当てたり、子どものお着替えを手伝っている時に首に洋服を通す時に首のつけ根に手を当ててみてください。ちょっとした日常生活の動作の中で子どもの脈拍を知ることができます。脈拍を1分間測定するのが辛い時は、15秒測定して4倍しても良いです。

「あれ、いつもより早いな」と感じたら、それは発熱している兆候かもしれません。一般的に、熱が1°C上がると10〜20回/分も脈拍が上昇すると言われています。ぜひ日常生活の中に、脈拍測定をとり入れてみてはいかがでしょうか。

国立がん研究センター中央病院

感染症看護専門看護師

櫻田直也

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