ボランティアの声
渡辺 純子さん
2016.06.01
ボランティアの声
日々の生活の中のちょっとした時間を持て余していた私に夫が「ボランティアでもしたら?」と言ったことがきっかけとなり、大学時代の友人が勤めるファミリーハウスに関わることとなりました。当初はペアレンツハウス亀戸にて週一回のハウスキーピングボランティアとして参加していました。お部屋を整えて利用者さんをお迎えすることがどれほど大きな意味を持つものかは、以前に勤めていたホテルで学んでいました。そのため直接利用者さんにお会いしなくても、私がお掃除をしたお部屋に代わりに迎えてもらうというつもりで備品の向きやリネン類の折り目を気にかけながらお掃除に励んでいました。
ボランティア開始から五年ほど経過した現在はひつじさんのおうちでの活動のほか、ファミリーハウス主催のイベントのお手伝いに不定期で携わらせてもらっています。五年間で、誰かのために何かをしたいと気持ちから、私自身のためにファミリーハウスに関わらせてもらっている気持ちが強くなってきたように思います。例えば、仕事の息抜き・気分転換として参加すること、異なる年代の方々にお会いしてつながること、今までわからなかったイベントの舞台裏を知ること、新たな経験をすることをもたらしてくれているのが私にとってのファミリーハウスのボランティアです。誰かのためにと思って始めたことが、実は私を豊かにしてくれていたことであると気づいたのは、活動の間隔が空きながらも続けてきたからこそだと感じています。
ご縁があって出会えたたくさんの方々とともに、これからも「できるときに、できることを」をモットーに続けさせてもらえたらと思っています。そして携わった活動の結果がどなたかのサポートになっていれば心から嬉しく思います。