ハウス利用者の声

今回でやっと治療が終わりました。昨年9月の手術から約一年。そしてここでお世話になり続けて9ヶ月、長い長い日々でしたが、なんとか退院までこぎつけました。最初の何ヶ月かは、本当に自分に今何が起こっているかわからず、ただ娘が生きている事だけで、そのそばにいるだけの状態でした。娘の病気、そして失明…どれだけ娘を苦しめるのかと。涙々の日々でしたが、今は前だけ考えてこれからの事を…娘と一緒に生きていこうと思います。（これからも再発の事を考えると不安ですが）本当にここでお世話になり幸せでした。

　家からの通いでは毎日病院へは行けませんでした。病院までの15分の道のりですんだのが救いです。寒い日も雨の日も暑い日も、雪の日も娘に会えたのは、ここからのおかげです。娘と一緒に3食、食事できたのはここからのおかげです。本当に有難うございました。企業の方の協力と、ボランティアの方々。どうお返ししていいのかと…。私も将来何かの役に立てたらここでのお返しをしていきたいです。娘の病気がなかったら病院にいるかたがたの苦しみや、その子どもたちの両親のきもちなどわからないまますごしていました。自分だけ大変、自分だけ不幸なんて考えていることがはずかしくなります。きっとこの一年学ぶことがたくさんできたと思います。スタッフのみな様方もお体に気を付けて、そしてその明るさで元気をわけてください。本当に有難うございました。